障害年金の請求は難しそうなので、どこかの社労士に依頼したい。そんな場合、どうやって社労士を選べば良いのでしょうか。社労士は年金の専門家だから、どの社労士に頼んでも同じなのでは、と思っていませんか。
実は、社会保険労務士といっても扱う分野は様々にあるのです。年金だけでなく、企業の労務管理や労働問題の対応まで、それぞれの社労士が得意分野というものをもっています。企業の労務管理が得意な社労士は、労働問題には詳しいですが、年金分野、特に障害年金に詳しいとは限りません。年金という分野は、何度も法改正があった経緯から制度が非常に複雑で、片手間ではなかなかフォローできるものではありません。
中でも、障害年金という分野は特別です。単に手続き上の書類を整えればいいというものではないからです。病気や怪我についての知識が求められる上、そういった人たちの日常生活の状況をしっかりと把握して請求しないと良い結果に結びつかないからです。
ですので、まずは、障害年金専門とうたっている社労士を選ぶのは必須です。しかし、最近では障害年金専門をうたう社労士事務所は沢山あります。専門の事務所ならどこでも同じなのでしょうか。
それも一概には言えません。それぞれの社労士が、それぞれの職業生活を送ってきており、得意とする分野、不得意とする分野はあるものです。単純に受注件数○○件、といううたい文句だけでは分からない事もあるのです。
又、障害年金の請求という仕事は、とてもデリケートな内容を取り扱うものです。病気の事は余り人に知られたくないプライベートな情報です。特に精神疾患の場合、病気そのものが知られたくない類いのものです。それを初めて会う社労士には腹を割って話しをしなければなりません。日常生活の内容も事細かに聞かれます。うつ病などの場合、胸を張って人に言えるような生活をおくっていない事も多いかと思います。そうした、できれば隠しておきたい事を話さなければならないという事を考えた時、知識や経験だけでない、人間的な相性というものも大切になってきます。信頼できないと思う人には、なかなか素直には話をできない事でしょう。最後は信頼関係というものが決め手になると思います。
そう考えると、会ったこともない人にいきなり全てを任せるのには抵抗があるかも知れません。そこで、当事務所では、無料の相談を承っております。障害年金について分からない事を聞くだけでなく、相性も判断してもらえればいいと思っています。相談にいったら必ず依頼をしなければ、という事はありません。お話しをして、うまく波長が合いそうだな、と思えばご依頼いただければ良いですし、そうでなければそのままお断りいただいても大丈夫です。
又、当事務所の社労士の特徴として、実際に自分が双極性障害の経験があるということが挙げられます。うつ病などの精神疾患については、実際に患った人にしか解らない事も沢山あります。実際に、精神疾患の方からは、同じような経験をした人だから安心して話をできた、解ってもらえた、という声を沢山いただいております。この様な個人的な経験も社労士を選ぶ時の1つの材料になるのではないでしょうか。
