★ 楽天ブックスのkobo Touch勝ってしまいました
まあ、なにも言わず、この画像を見て下さい。
今回、私がどうしても欲しくて欲しくでたまらなかった商品の動画です。
★ 電子書籍端末戦争 先鋒・iPad
電子書籍元年と言われた2010年のiPad発売から早2年。日本では全くと言っていいほど盛り上がりの見られない電子書籍業界でした。が、2012年の今年、ようやく普及の兆しが見え始めてきています。
そもそも2010年に元年と呼ばれたのは、iPadが発売されたからです。当初、iPadは汎用端末というよりは電子書籍端末として期待されていたからです。
しかし、iPadは常に持ち歩くには少し重たく、満員電車などの混雑した状況では取り出すことすらためらわれてしまう取り回しの悪さという弱点があります。
わざわざ電子書籍端末を買ってまで本を読もうという人は、よほどの本好きであると思われますから、この携帯性の悪さは致命的でした。
★ 電子書籍端末界の巨人 総大将・Amazon.com
電子書籍端末の本命は、やはりAmazonです。Amazonは紙と見た目がほとんど変わらないというe-インクという液晶画面を持つキンドルと、昨今流行のスマホに搭載されているAndroidというOSを搭載したキンドル・ファイアーという二つのラインを持っています。
そして、そのどちらもが、軽くて取り回しがよいのです。
さらに、Amazonは本業が本屋さんですから、取りそろえている書籍の数も莫大です。紙の本と違い、電子書籍には在庫という概念がないので、一つのタイトルについての販売部数の少なさについてそれほどナーバスでなくてもよいというのも追い風です。
しかし、大変残念な事に、今に至るもAmazonの電子書籍部門は日本市場には足を踏み入れていません。その大きな原因は、日本の出版構造にあるようです。今日はそのあたりの話はすっ飛ばしますが、とにかく、日本は電子書籍不毛の地であったのです。ただでさえ日本語というローカルな言語しか扱えない人がほとんどなので、これは大変なダメージだと考えます。
★ 電子書籍端末のダークホース 楽天kobo Touch
そのAmazonが、そろそろ満を持して日本に上陸するのではないか、という噂が流れてきています。出版各社と契約交渉中であるという情報はずいぶん以前から聞かれています。そして、いよいよ今夏、黒船来襲か、と思われている。それが先月までの状況でした。
電子書籍後進国に、世界最大の書店が乗り出してくる、という状況に一石を投じたのは、楽天、三木谷社長でした。突如、カナダの電子書籍企業kobo社を買収し、日本で本格的な電子書籍市場を展開する、と発表したのです。
最大勢力のAmazonが進出するその直前、恐るべき機動力とタイミングで奇襲攻撃をしかけてきたのです。
実は、これまでも日本企業が電子書籍事業に参戦したことはありました。SONYやSHARPです。TSUTAYAを擁するカルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)とタッグを組んだSHARPも惨憺たる結果に終わっています。
しかし、今度の楽天は違うかも知れない。そんな予感を感じさせるものでした。社内公用語を英語に限定するなど、いかにも未来を見据えた経営をしている三木谷社長ですから、何かやってくれるかもしれないという期待があります。また、Amazon進出直前に打って出たというタイミング的な期待感もあります。なにやら強い本気度を感じるのです。
★ もうこうなったら買うしかね〜!!
いずれにせよ、楽天は動き出しました。
kobo Touchというeインク液晶搭載端末を、値段7,980円という破格の値段でLaunchしたのです。
いや、もう、これ買うしかないでしょ!時代の流れに乗り遅れる訳にはいかんのです。
iPhone日本上陸の際の名言をここでもう一度繰り返さねばなりません。
「乗るしかないでしょう、このビッグウェーブに!」
と言う訳で、予約して発売日当日に入手いたしました!
もしよろしければ、冒頭の動画をもう一度見てもらってもかまわないのですが・・・。
ま、iPhoneの時ほど絶対的に凄いという感覚はないので、「ビッグウェーブ」とまでは言えない気はするのですが・・・。
しかし、ちょっとばかり小さいからといってウェーブを無視する訳にはいかないのです。電子書籍化を心待ちに待っていた私としては。
★ 電子書籍は単に電子端末で文字を読むだけの機械じゃあないんだよ!
電子書籍が普及して、もっともっと便利な機能が搭載されていけば、読書の作法が明らかに進化するはずです。
ソーシャル読書なんてのも楽々ですよ。Twitter読書会なんて目じゃないです。
そういう次の世の中に憧れていればこそ、我が家の本という本を断頭台にかけ、ばらばらに切り裂いた挙げ句、くまなく全身をスキャンするという暴挙を行っているのです。
今まで本を切り刻んでスキャンする行為を止めないのはなぜかと言えば、数百というオーダーでデータを取り込み、持ち運ぶことができるからなのです。
★ だから電子書籍市場が成長してくれないと困るんだよ・・・
かつてアップルがiPodを販売した時のキャッチコピーは、「1,000 songs in your pocket.」でした。1000曲の音楽があなたのポケットに入ります。それと同じことを求めていただけです。
その後、iPodもどんどん派生進化し、iPhone、iPadと新型がでる度にできる事が増えていきました。
今のkobo Touchは正直機能不足でバグも散見されます。
しかし、ダントツに軽くて読書向きのサイズの液晶を備えているという点で大きく評価します。
そして、これからやってくる世界の巨人Amazonと戦い、切磋琢磨することで、よりよい電子書籍端末の進化がやって来ることを期待しているのです。
どうか三木谷社長、俺の乏しい財布から出した投資が、成功だったと思わせてくれる日に導いて下さい。貧乏していると8,000円とか清水の舞台から真っ逆さまな金額なので・・・。
★ しつこいですけど動画再掲
いや、この動画つくるの結構時間かかったものですから・・・。
沢山見てもらえるよう、各所に罠をしかけ(ry