スティーブ・ジョブズと日本

今日、栄のアップルストアの前を通りかかりました。

そこには・・・。

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ジョブズに手向ける花やリンゴがありました。

また、通りすがるアップルとは全く縁もゆかりもなさそうな人達も、この光景を見ると直ぐにジョブズの事だと分かるのです。その花たちを見て、話題がアップルに、ジョブズに移っていくカップル達を見かけました。

スティーブ・ジョブズと言う人への評価は様々で、同じスティーブでもウォズニアックの方が断然凄くて、ジョブズはそれに乗っかっただけだ、と言う批判もあります。

しかし、考えて見ると、単なる一企業の元社長が死んだだけなのに、それも海の向こうの会社の社長が、です。それなのに、多くの日本人が花を手向け、語り合っているというその景色について、日本の経営者の方達は、もっと真剣に考えた方が良いのではないかと思いました。

仮に日本を代表する企業、例えばトヨタ、ソニーパナソニックと言った巨大企業の指導者がなくなった時、いま同じように世の中が騒ぐでしょうか。下手をすれば誰が社長かも分からないと言う事になってしまう可能性もあります。

かつては日本にもそういうカリスマ経営者はたくさんいたと思います。松下幸之助、本田宗一郎など、死後何年も経っても著書が売れるほどに敬愛されています。ですから、そういうカリスマが日本人からは誕生しないという事はないのです。

スティーブ・ジョブズは、SONYのような会社を創りたいと願って起業したのです。

そうした事を考えると、なんだか日本の縮図がそこに見えるようで、少し寂しい気分になってしまいました。

 

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